家を買うなら新築と考えている方は多いと思います。ですが新築はやはり値段が高いため中古住宅を考える方が多いのも事実です。
中古住宅のシェアは、海外に比べ低めですが政府が中古住宅の購入を促進するために『住生活基本法』が施工されました。
これまでは、借りにくいと思われていた中古住宅用の住宅ローンに対して税制措置が講じられ借りやすくなり、心配されていた建物としての安全面は「既存住宅インスペクション・ガイドライン(住宅診断)」が策定され安全面への不安が解消されるようになりました。ぜひ、住宅購入の選択肢に中古住宅も加えられてください。
では、中古住宅を購入する人はどんな理由で購入するのでしょうか?どんなメリットがあるから購入するのでしょうか?
中古住宅の選択理由
平成28年度の国土交通省の調査では、中古住宅を選択、購入する理由は『価格/家賃が適切だったから』が最も多く、65.4%となっています。次いで『一戸建てである』ことと『住宅の立地環境が良かったから』という理由をあげられています。この、価格と立地環境というのは中古住宅のメリットでもあります。
出典:国土交通省 住宅局 平成28年度 住宅市場動向調査 報告書
http://www.mlit.go.jp/common/001178017.pdf中古住宅のメリット
1.価格が安い
2.古い家は良い場所に建っている
3.低価格で同じ予算で広い家に住める
中古住宅のメリットはなんと言っても価格が安いことです。新築住宅の2割~5割程安いですが、価格以上に中古住宅が安値に感じられるのは、その場所と広さのためです。
お子さんができて小学校に通わせるのをきっかけに広い戸建てを購入したい、でも学区の地域となると人気もありなかなか土地もない。そういう場合でも中古住宅なら売りに出ていることがあり、場所もよく低価格で広い戸建てに巡り会うことがあります。
上記以外にもメリットはあります。「家での生活を想像しやすい」ということです。注文住宅は家族に合わせた暮らしに住宅を合わせるものですが、やはり“物”がないためどう生活するのか想像しづらいです。一方で、中古住宅はすでにそこにあり場合によってはエアコンなども付いていたりするため、どこにどんな家具を置いてテーブルの向きをどうしようかなど、具体的に生活を想像することができます。
新築にこだわらないのであれば、すでに街並みにとけ込んでいて生活も想像しやすい中古住宅を選択肢の一つとして考えられてはいかがでしょうか。
中古住宅のデメリット
1.間取を決められない
2.いろいろな設備が古く、修理に費用がかかる場合がある
3.断熱性が悪い
中古住宅のデメリットの1番は、間取が決められないことです。注文住宅であれば家族のライフスタイルに合わせた間取にできるわけですが、それができない上に古い建物であれば間取だけでなく設備が古いこともあります。断熱材なども十分に壁の中になかったり、古すぎて性能が悪いという場合もあります。
断熱性まで悪いときの対処法としては、リフォームに踏み切るしかありません。思い切ってリフォームに踏み切れることで逆にメリットにもなりえます。
リフォームを安心して行うためには
中古住宅にリフォームは付きものですが、リフォーム工事をして欠陥が発生したらどうしようと不安な方もいらっしゃるかもしれません。
2010年より国土交通省が「リフォームかし保険」をスタートさせました。
リフォーム工事後に発生した欠陥の修理費用を、肩代わりしてくれる制度なのです。
こういった制度も充実し、中古住宅はますます購入しやすい状況となっています。まだまだこれだけでは分からない。もっと詳しく聞いてみたいという方は是非、ご来社しご相談ください。